小中学生・高校生・大学生・20代に・・・。
小中学生・高校生・大学生・20代における牽引性脱毛症とは・・・?
多彩なヘアーアレンジは、女性ならではの楽しみですよね。
髪をまとめる位置を変える、お団子を作るなどまとめ方を変える、ヘアアクセサリーを使うなどして、ガラッと印象を変えておしゃれを楽しむことができます。
中学生や高校生は薄毛と無縁のように思えますが、薄毛に悩まされることがあります。
しかし原因を知って対処することで改善する可能性が高いため、中学生なのに薄毛になっちゃった・・・・・・と過度にショックを受ける必要はありません。
薄毛になる原因として、過度なダイエット、ストレスなどです。
容姿を気にして食事を極端に減らす過度なダイエットをすると、健康な髪の毛を作り出すための栄養素が足りなくなるのです。
勉強や部活、友人関係、進路などのストレスを抱え込むことで、自律神経の乱れや頭皮の血管の収縮などを招き、健康な髪の毛の成長を阻害してしまいます。
そして、校則などで髪の毛をまとめる必要があることなども、牽引性脱毛症を発症しやすいのです。
牽引性脱毛症の症状は生え際や分け目が目立つようになるのです。
生え際や分け目は髪をまとめることで引っ張られるため、頭皮の負担が大きくなることが原因です。
またいつも結んでいる部分の髪のボリュームが減り、切れ毛や枝毛などが増加することも。
結んでいる部分の髪が抜けてボリュームダウンするとともに、頭皮の負担や血行不良で頭皮や髪の毛に十分な栄養が行き渡らなく、髪にダメージが現れてくる可能性が大です。
さらに、抜けた毛の毛根部分に白いものがついてくると、牽引性脱毛症に見られる症状で、引っ張られたことにより毛嚢がついたまま抜けてしまうのです。
頭皮が血行障害を引き起こし、毎日髪の毛をポニーテール、お団子、三つ編みや編み込みなどにまとめる必要がある中学生や高校生など束ねている人たちが発症するのです。
エクステも要注意で、常に同じ分け目にし、毎朝ヘアアイロンやコテなどでヘアセットをしていたりするのも、髪が引っ張られて牽引性脱毛症を引き起こす可能性がおおきいです。
対処方として髪の結び方を変えてみましょう。
いつも後頭部の真ん中で結んでいる場合は右に寄せてみる、高い位置で結んでいる場合は低い位置で結ぶなどの工夫です。
いつもきつく結ぶのではなくゆるめに結ぶのも良いでしょう。
少しルーズに結んで後れ毛を残すスタイルは、おしゃれさも演出できますよ。
ヘアゴムではなくシュシュを使い、まとめるためのヘアアクセサリーも取り入れてみてください。
分け目を変える。
こまめに分け目を変えることで頭皮の負担を分散させることができます。
お風呂あがりなど、髪の毛が濡れた状態から、作りたい分け目の部分を決めるのも良いです。
前髪の分け目の左右を変えるだけでも印象ががらりと変わります。
こまめに分け目を変え、頭皮のダメージを分散させるとともに、新鮮なおしゃれを楽しめます。
頭皮マッサージを取り入れる。バスタイムや就寝前などのリラックスタイムを選び、毎日継続してみてください。
まずは首のつけ根や肩を回したり軽く揉んだりしてほぐします。
先に首のつけ根や肩をほぐしておくことで、頭部への血流をスムーズにしてあげましょう。
首のつけ根と肩がほぐれたら、手のひらを使って頭全体をもみほぐし、指先の小さな面で小さく円を描くように頭皮を揉んでいきます。
髪の上からではなく、髪の中に指を差し入れ、頭皮を直接動かすようにするのがポイントです。
次に、右手の親指を右のこめかみに当てて、他の指をオデコの生え際に置きます。
左手の親指は襟足の左側に当て、他の指をこめかみ付近の生え際に置きましょう。対角線のようにして、両手に同時に力を入れ、頭を上部に引き上げるようにして、ゆっくり手を放します。
左右の手の置き方を入れ替え、同じ動作を繰り返してみてください。
マッサージのやりすぎは頭皮への過度な刺激になってしまうので、5分程度にとどめて、少しずつ毎日行うのが良いでしょう。
治療1.自毛植毛は、自分の髪の毛を毛根ごと採取し、薄毛が目立つところに移植する治療方法です。
治療2.薬液を部分的に注入するメソセラピー治療です。
治療3.育毛剤は悪影響になる可能性もあります。牽引性脱毛症の原因は男性ホルモンのDHTや栄養不足などではなく、髪の毛が引っ張られたことによる物理的なダメージであるためです。