足底筋膜炎は強いマッサージはきつい
足の裏が痛い時、足裏を刺激するのにゴルフボールでゴリゴリした方が良いのか?
足底筋膜炎は、踵の骨から足先の骨にかけて扇状に広がり足底にかかってくる衝撃や負荷に対するショックを吸収してくれる部位である足底筋膜に炎症が起こり痛みを発症します。その足底筋膜に繰り返し衝撃や負荷が、かかり続けることにより硬くなり足底筋膜の付着部である踵の骨や親指の下辺りに牽引刺激が繰り返しかかることで微小な断裂が生じ炎症が起こるのです。引っ張られることで足底筋膜の真中辺りに炎症が生じる場合もあります。レントゲンで踵の骨に刺の様な骨棘が確認されることがあります。これは骨を覆っている骨膜が足底筋膜に引っ張られ続けることで、そのまま固まってしまい骨棘を形成しますが痛みの直接的な原因は足底筋膜が硬くなってしまっていることです。足底筋膜炎になりやすいスポーツとして剣道、陸上、ダンスなどがあり、プロスポーツ選手でもマラソン、サッカー、ゴルフ、野球、レスリングなど足底筋膜に過度な負荷がかかり続けることで発症しているケースが多いです。スポーツだけではなく、長時間歩かなければならない仕事、長時間立ちっ放しの仕事など毎日毎日、足の裏へ疲労がたまるような仕事や逆に、デスクワークなど座っていることが多い人が急に足底に負荷のかかることを行った場合にも足底筋膜炎になりやすいようですよ。 足底筋膜が硬くなってしまう原因としては・・・、①足底筋膜が負荷に耐え切れなくなる。②日々の疲労が抜けきれず蓄積されていく。③普段運動不足の状態で急に足底に負荷をかけた。④ハイヒールや合わない靴を履いている。⑤偏平足やハイアーチ。⑥冷え。⑦ふくらはぎやアキレス腱が硬い。⑧体重の増加。などがあげられています。足底筋膜炎は、足底の筋肉や腱が硬くなり血流不足もともなう事によって痛みや炎症が生じてきます。その硬くなった筋肉や腱を柔らかくするために、ゴルフボーで足の裏を刺激することは・・・・・、結論からいいますと刺激が強すぎるということです。肩こりでも、強い刺激を続けていると筋肉がその刺激に対して耐性をつくろうとして硬くなり、更に強い刺激をしないと満足できなくなりますよ。ゴルフボールでは、非常に軽い刺激ならよいですが、強く刺激することはおススメできません。自分でできることは、冷やさないこと、ふくらはぎのマッサージ、ストレッチなどありますが、足底筋膜炎の場合は専門的に処置を受ける方が良いです。注意点として、冷やさないようにすると言っても、歩いたり立ったりせずに安静にしていてもズキズキ痛むなど炎症反応がかなりきつい場合は患部に直接、冷湿布や消炎鎮痛剤入りの塗り薬での対処がよいでしょう。